「庭に蜂が!」「最近、蜂をよく見かける」といった時、私たちの街、「福岡・糸島」のホームセンターでも買えるスプレーや蜂取りがあります。
対蜂の効果として、誘引剤が入った物と忌避剤が入った物があります。
忌避剤は蜂を寄せ付けない効果を持ち、誘引剤は、蜂をおびき寄せ、トラップによって捕獲する効果を持ちます。
それぞれ、状況や目的によって用途が異なるので、注意が必要です。
【忌避剤】蜂を寄せ付けない!
忌避剤とは、蜂が嫌がるにおいを発することで、蜂を寄せ付けない効果を期待するものです。
ホームセンターでも市販されている蜂用スプレーにも含まれていることが多いです。また、蜂の嫌いな、ハッカ油や、木酢液も忌避効果を期待できます。この2点もホームセンターで購入することができます。
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≪使用後のうろつく蜂に要注意!≫
忌避剤によって、蜂は嫌がり、近寄り辛くなりますが、蜂が警戒してしまい、攻撃態勢になってしまう恐れもあります。
そうなってしまうと、蜂は忌避剤の近くをうろつき、危険も伴います。
あまりに蜂数が多い際は蜂駆除業者にご相談してみてください。
【誘引剤】蜂をおびき寄せトラップで捕獲!
誘引剤とは、蜂の好む匂いを発し、蜂をおびき寄せる効果が期待できます。あらかじめ設置しておいたトラップによって蜂を捕獲、駆除します。
こちらも、ホームセンターで販売されており、カップのような容器のトラップに誘引剤を入れて使用します。
また、この誘引剤トラップは簡単に自作することも可能で、コストパフォーマンスを考えると自作をお勧めします!
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≪使用時は蜂が集まりやすく危険も伴います!≫
誘引剤の使用時は、蜂が好む匂いを庭やベランダに置いておかなくてはならないため、蜂は自然と集まってしまいます。
また、トラップにかかって警戒した蜂は、警戒フェロモンを発し、仲間を呼ぶ可能性もあり、注意が必要です。
誘引剤の忌避剤の使い分け
蜂の習性を生かし、誘引剤や、忌避剤で、蜂から身を守ることができますが、それぞれに使い分けが必要です。
特徴を理解し、うまく使い分けましょう!
≪忌避剤は蜂の駆除後や、巣のできそうなところに使用します。≫
忌避剤は、私たち、蜂駆除業者も使用します。それは、蜂の巣を駆除した後に、逃げてしまった、もしくは、駆除時に外にいた蜂が戻ってきてしまうからです。その際、忌避剤を使用していると、巣もなくなっているうえに、嫌な臭いがするため、あきらめてどこか違うところへ飛んで行ってくれるのです。
また、巣のできそうな場所(軒下等、以前巣を作られたことのある付近)に忌避剤を使用しておくと、その付近には巣を作りたがらないため、巣作り防止効果も期待できます。
しかし、忌避剤は、ほとんどが1か月ほどで効果が切れてしまうので、定期的な使用が必要です。
≪誘引剤は、女王蜂が巣を作る春先に使用しましょう。≫
誘引剤は、蜂を呼び寄せてしまうため、夏場の蜂が活発に活動する時期に使用すると、かえって危険が増し、お勧めしません。
蜂は、春先に女王蜂が1匹で巣作りを開始するため、巣を作られる前に、誘引剤トラップで女王蜂を捕獲することが出来れば、巣を作られてしまう心配もありません。
また、誘引剤は、比較的長期間の使用が可能なので、こまめに使用する必要はなく、誘引剤トラップを設置すれば、あとは放置しておいて大丈夫です。
まとめ
蜂の生態を知り、うまく誘引剤と忌避剤を使い分け、蜂の危険から逃れましょう!
庭やベランダに巣が出来てしまっている場合は、巣を駆除しない限り、誘引剤も忌避剤もほとんど効果は期待できません。
蜂駆除業者に駆除依頼を相談してみることをお勧めします!