蜂は、毒針を持ち、獰猛で危険です。しかし、蜂も人を見た瞬間に刺してくるわけではありません。
蜂は、攻撃対象となる者を見つけると、威嚇行動をとります。
あごをカチカチと鳴らして警告音を鳴らしたり、標的の周りをホバリングしたりと、方法は様々です。
この威嚇行動を無視すると、蜂も容赦はしません。強力な毒針で攻撃してきます!
周囲を飛び回るのは警戒のサイン!
蜂は、攻撃対象となり得る生き物を見つけた際、周囲を飛び回り、警戒に入ります。
この時、やってしまいがちなのが、「手で振り払う」「大きな声を出す」などの行動です。
確かに、蜂が耳元を通ったりすると、かなり怖く、上のような行動をとってしまうかもしれません。しかし、この行動が蜂を刺激し、蜂は、警戒行動から威嚇行動へと移ります!
蜂が身の回りをうろうろした際は、頭を低くし、ゆっくりと移動しましょう。
カチカチ音・大きな羽音・ホバリング中は威嚇中!危険です!
警戒行動をとった蜂が、攻撃対象だと確信した際、蜂は、次に威嚇行動をとります。
「大きな顎をカチカチと鳴らし音を出す」・「羽を震わせ大きな羽音を立てる」・「目の前をホバリングしている」このような行動が見られた際は、すでにかなり危険です。蜂は興奮状態で、それ以上少しでも近づくと攻撃されます。
また、この時、蜂は特殊なフェロモンを発し、仲間を呼び、危険度はどんどん増していき、数十メートルは追いかけてくる可能性もあるので、すぐに逃げましょう!
刺されてしまった際の対処。
万が一、蜂に刺されてしまった際は、出来るだけ、その場から離れましょう!
ミツバチ以外の刺すハチは、強力な毒針で何度も刺すことができます。一度針を刺すと死んでしまうというのは、ミツバチだけです!
次に、患部に針が残っている際は、針を抜き、綺麗な水で洗います。蜂毒は、水に溶ける性質であるため、毒の周りを緩和することができます。
ポイズンリムーバーがあれば、毒を吸い出すことができるので、応急処置としては、かなり効果があります。
もしも、患部以外に症状がみられた際(目まい・吐き気)は、アナフィラキシーショックの可能性があります!すぐに病院へ向かいましょう!
巣の近く、餌場の近くは蜂も興奮しやすい!
蜂は、巣への攻撃が一番怒ります。蜂の巣は、女王蜂を中心に、徹底した集団行動が行われています。中心である女王が危険にさらされると、働きバチは、自らの命など顧みず、巣を守ろうと、攻撃に入ります。かなり危険ですので、巣を刺激するようなことは絶対にしないでください!
また、ハチの巣は、土の中にある場合もあり、草刈りなど、庭の手入れの最中に、知らぬ間に巣を刺激してしまっているケースもあります。蜂がたくさん飛んでいる際は、巣があると思い、蜂駆除業者へご相談下さい!
まとめ
うろうろ蜂に、近くを飛ばれたとしても、手で払ったり、大きな声をだしてはいけません!その行動はかえって、蜂を刺激し、蜂を興奮させてしまいます!
蜂も、出会ってすぐには刺さないため、蜂の警戒行動・威嚇行動を知り、蜂の毒針から逃れましょう!