蜂に刺された際は、「アンモニアが毒を解かす」といわれいるようですが、実は間違いです!
ハチ毒にアンモニアは効きません!
蜂毒は酸だと思われていた!、、蜂毒はタンパク質です!
そもそも、なぜ、アンモニアが効くとされたかというと、蜂毒が酸性だと思われていたため、アルカリ性であるアンモニアで中和出来るということだったようです。しかし、蜂毒はタンパク質ですので、アンモニアでは中和できません。
タンパク質は水に溶けるので、蜂に刺された際は、きれいな大量の水で洗い流すことで、蜂毒を多少は溶かすことができます。
そもそも、アンモニアは皮膚から吸収しない!
蜂の毒が体内に入った際、アンモニアを皮膚に塗っても、アンモニアは皮膚から吸収しないため、何も効果はありません。
それどころか、毒の中和もしない上に、アンモニアは肌を刺激し、肌荒れさえ起こします。
アンモニアと言えば、「尿」ですが、これも危険です。雑菌を傷に塗っているようなものなので、炎症を起こす可能性もあります。
蜂に刺されは、毒針を抜き、水で洗って冷やしましょう!
蜂に刺された際、すぐに出来る対処は、まず、毒針を抜くことです。そして、大量の水で洗い、毒を溶かします。痛みや腫れを緩和するために、氷など冷やしましょう。近くに薬局があれば、抗ヒスタミンやステロイド薬を使用することで、より症状を緩和できます。
もし、目まいやしびれなど、刺された患部以外に症状がみられた際は、アレルギー反応である、「アナフィラキシーショック」可能性もあり、最悪、命を落とす危険性もあります。すぐに病院へ向かいましょう。
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まとめ
蜂刺されにアンモニアがよいという説は、蜂毒が酸性だという勘違いから生まれた間違った知識です。絶対にまねしてはいけません。
正しい知識を持って、いざという時に備えましょう!