蜂は、4月~11月にかけて巣を作り、基本的に日中に活動します。そして、その行動範囲は半径2kmほどで、近くに巣がなくとも、半径2km圏内に巣があると、自宅の庭やベランダで蜂を見かけるようになります。
毎年、平均20名の方が、蜂に刺され命を落としています。危険な蜂の生態を知り、身を守りましょう。
蜂は春から秋にかけて活動します!
蜂、特に人を刺すことで命を落とす危険性のある「スズメバチ」と「アシナガバチ」は、春先に冬眠から覚めた女王蜂が、一匹で巣作りを開始します。
そして、みるみるうちに蜂数は増え、巣も大きくなり、夏ごろになるとその勢いはピークを迎えます。ここで、ほとんどの蜂の巣は蜂駆除業者によって、駆除されます。しかし、見えにくいところに巣が出来てしまうと、気づいた時にはかなり大きな巣である可能性が高いので、絶対に刺激しないでください。
冬を迎えると女王蜂は冬眠に入ります。この時、今まで過ごしてきた、巣と蜂を捨てて、冬眠してしまうのです。冬に蜂の巣を見つけた際は、女王蜂こそ居なくとも、中に働きバチの残党がいるかもしれません!注意が必要です。
日中が危険!、、、夜に活動する蜂もいます。
蜂は基本、日中に活動します。夜になると、視界が悪くなるからです。蜂は、モノクロで世界を見ています。夜になると何も見えなくなってしまうのです。
しかし、夜でも活動する蜂「モンスズメバチ」には気を付けてください。夜行性という訳では割りませんが、日が落ちた後も活動します。また、毒性、攻撃性も高いため、夜に蜂を見かけたら、「モンスズメバチ」だと思って、すぐに避難しましょう!
蜂の行動範囲は半径2km。見えないとこからやってきます!
「家に巣は見当たらないけれど、蜂がうろつく!」 というようなことありませんか?
蜂の行動範囲は、巣を中心に半径2kmもあります!
「1~2件隣の家に巣があるかも」というような範囲ではありません。しかし、蜂がよく来るということは、蜂が何かに引き寄せられて来ている可能性があります。洗濯物の柔軟剤の甘い香りや、花の蜜等がほとんどです。
ハッカ油や木酢液といった物で十分対策が出来るので、試してみてください。ホームセンターなどで気軽に購入できます!
【蜂は甘い匂いに寄ってくる!】柔軟剤、たばこの煙、香水は要注意!
【ハッカ油・木酢液・虫除けスプレー】自宅にハチが現れた場合の対処法
市販でも販売されていますが、蜂罠はお勧めしません。
・家に巣があるとわかっている。
・春先の巣作り防止(巣を作りに来た女王蜂を捕獲)
には、最適ですが、巣がどこにあるかもわからない状態で罠を設置してしまうと、逆に蜂を呼び寄せてしまい危険です。
まとめ
蜂の生態を知ることで、蜂刺されのリスクを下げることができます!特に、夏場はキャンプ等、蜂の好む山場に足を運ぶことが多い方もいらっしゃるでしょう。
また、蜂の巣を見つけた、蜂がうろつく際、どれほど危険性があるかを知っておくことで、蜂駆除業者に依頼するのか、ご自身で駆除するのかを判断することもできます!